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GESPONSERT
On Kilo Kish's 'Negotiations', robotic soundscapes mirror the transactional, 'churned-out' side of the music industry. She asks "what am I worth?" - not to an unforgiving business model, but to herself. In this interview, we discuss this tension, & the importance of art on one's own terms. Find Kilo Kish on Spotify: https://open.spotify.com/artist/7lsnwlX6puQ7lcpSEpJbZE?si=LkhaVZsZTs-7Xaky7StGSA On Apple Music: https://music.apple.com/us/artist/kilo-kish/487657156 Instagram: https://www.instagram.com/kilokish/ TikTok: https://www.tiktok.com/@kilokish Subscribe: https://beforethechorus.bio.to/listen Sign up for our newsletter: https://www.beforethechorus.com/ Follow on Instagram: @beforethechoruspodcast & @soundslikesofia About the podcast: Welcome to Before the Chorus , where we go beyond the sounds of our favourite songs to hear the stories of the artists who wrote them. Before a song is released, a record is produced, or a chorus is written, the musicians that write them think. A lot. They live. A lot. And they feel. A LOT. Hosted by award-winning interviewer Sofia Loporcaro, Before the Chorus explores the genuine human experiences behind the music. Sofia’s deep knowledge of music and personal journey with mental health help her connect with artists on a meaningful level. This is a space where fans connect with artists, and listeners from all walks of life feel seen through the stories that shape the music we love. About the host: Sofia Loporcaro is an award-winning interviewer and radio host who’s spent over 8 years helping musicians share their stories. She’s hosted shows for Amazing Radio, and Transmission Roundhouse. Now on Before the Chorus, she’s had the chance to host guests like Glass Animals, Feist, Madison Cunningham, Mick Jenkins, & Ru Paul's Drag Race winner Shea Couleé. Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices…
ブックカタリスト
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面白かった本について語るポッドキャスト&ニュースレターです。1冊の本が触媒となって、そこからどんどん「面白い本」が増えていく。そんな本の楽しみ方を考えていきます。
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1 ゲスト回BC121 五藤晴菜さんと『書いて考える技術』 1:02:28
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今回はゲスト回です。ごりゅごさんのパートナーである五藤晴菜さんの『書いて考える技術』について語りました。 本の概要 詳細は 販売ページ をご覧ください。 目次 * はじめに:手を動かすことからしか、考えは始まらない * 書くこととは * 書くことは、思考のトレーニング * なぜタイピングではなく、手書きなのか? * 学校では教えてくれなかった「考えるための書き方」 * ただ写すだけのメモは思考停止を招く * 書いて考える力は、「少なく書くこと」で養われる * 不完全なノートが思考と記憶を深める * 手続き的記憶と「体で覚える」理解の深さ * 集中力ではなく、選択力の時代へ * 書いて考える技術は、一生使えるスキル * きれいに書くことよりも大切なこと * 【コラム】どうしてデジタルノートからアナログノートに戻ったのか? * 書いて考える技術【基本編】 * 「分ける」技術 * 要素を明確に分ける * 「分ける」ことで思考がスムーズに進む * 「つなぐ」技術 * 頭の中を整理する3つの記号 * 書いて考える力を強化する * 「強調する」技術 * 強調のための3つのテクニック * 俯瞰して考える力を鍛える方法 * 「囲む」技術 * 3つの「囲む」方法で情報を整理 * 囲むことで自分の考えをより深める * 【コラム】1枚の手書きメモからスタートした連載 * 書いて考える技術【実践編】 * 書き出しがスムーズになる「フォーマット思考」 * 読書メモのフォーマットと運用法 * 手書きメモの電子化手順 * これまでの読書メモフォーマットは? * 『いつか』を行動に変えるノート術 * 【コラム】ノートを開くと、やる気が動き出す 大きく三つのブロックに分かれています。 最初のブロックでは、手を動かして書くことと思考の関係が論じられています。次のブロックでは、基本編として4つの書く技術が紹介されます。本書の中核をなすブロックです。最後のブロックでは、実践編として「フォーマット」の利用が提案されます。 倉下にとっての読みどころは、「書いて考える技術【基本編】」で、拙著『思考を耕すノートのつくり方』の「記述の仕方いろいろ」の内容との呼応を感じました。拙著ではざっくり書いた部分が本書ではより詳細に展開されています。 その意味で、本書はノートの書き方の幅を拡げるのに参考になりそうです。 分けること ちなみに、本の内容を三つのブロックに分けることも「分ける」技術です。それぞれのブロックに見出しを立てて分けることも同様です。知的生産のあらゆる場面でこの「分ける」ことは出てきます。 もっと言えば、ある内容を「一冊の本」としてまとめることも、「分ける」ことです。 まとめること=分けること? 不思議な感じがしますよね。でも、この二つは同じことを裏返しに表現しただけなのです。だから、分けることに慣れるとまとめることがうまくなり、まとめることがうまくなると分けることもうまくなります。 そういう話もどこかでまとめようと思います。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…

1 BC120 2025年上半期の振り返り 1:06:13
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今回は、普段アフタートークで話しているような「読んだ本の紹介」です。 2025年の1月から6月までの間に読んだ本の中で、「これ!」という印象は残りつつも、本編では紹介できなかった本を挙げています。 実際にどんな本を挙げているのかは本編をお聴きください。 振り返りの面白さ さて、読み終えた本を再読することの重要性はよく言われますが、それと同じくらいに大切だと思うのが「読んできた本」の振り返りです。一冊の本の内容を振り返るのではなく、「自分はこれまでどんな本を読んできたのか」を振り返るのです。 そうすると、自分がどんなことに興味を持っているのか、その興味がどのように移り変わっているのか(あるいは変わっていないのか)が見えてきます。自分自身についての理解が進むのです。 「いや、どんなことに興味を持っているのかなんて自明でしょ」 と思われるかもしれません。たしかに行動を自己の管理下に完全に置いているならば、そうかもしれません。しかし、ちょっと気になったからとか、誰かに勧められたからとか、気まぐれで、という感じで行動を開いていると話が変わってきます。 自分が理解している「自分はこれに興味を持っている」という領域の外に出ていけるのです。 そうした領域外の探索によって、自分が知らなかった自分について知ることができます。それ自身が一つの知的な活動といえるでしょう。 その際に重要なのが、後から振り返ることです。 目新しい情報に触れたときは、わりと興奮するものです。目新しさ自体が一つの価値を持つからです。でも、長続きするとは限りません。むしろ大半のものは時間とともに消沈していくでしょう。でも、ある一定の期間で見たときに、断続的ながらず〜〜〜と気になっている話題が見つかることがあります。「何かしらんけど、俺ず〜〜とこれに関する話題を追いかけているな」というような。 それが「テーマ」でしょう。 そうしたテーマが見いだせると、意味が生成しやすくなります。意義と言い換えてもいいです。 個人的にはそうしたものが見いだせていると、虚無に引きずり込まれるのを回避できると考えております。 ですので、皆さんも定期的に自分の活動を振り返り、そこに潜んでいるかもしれないテーマを探り出してみてください。そのために、「記録すること」はめっちゃ役立ちます。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…

1 BC119『ゼロからの読書教室』から考える「本の読み方」 1:02:26
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今回は倉下が 『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』 を紹介しながら、本を読むことについて考えてみました。 書誌情報 * 著者:読書猿 * 『独学大全』は第二回で紹介しております * 出版日:2025/5/23 * 出版社:NHK出版 * 目次: * 第1部 本となかよくなるために……しなくてもいいこと、してもいいこと * 第1回 全部読まなくてもいい * 第2回 はじめから読まなくてもいい * 第3回 最後まで読まなくてもいい * 第4回 途中から読んでもいい * 第5回 いくつ質問してもいい * 第6回 すべてを理解できなくてもいい * 第7回 いろんな速さで読んでいい * 第8回 本の速さに合わせてもいい * 第9回 経験を超えてもいい * 第10回 小説なんて読まなくていい * 第11回 物語と距離をおいていい * 第12回 小説はなんでもありでいい * 第2部 出会いたい本に出会うために……してみるといいこと、知っておくといいこと * 第13回 いろんな本を知ろう * 第14回 本の海「図書館」へ行こう * 第15回 レファレンスカウンターに尋ねよう * 第16回 百科事典から始めよう * 第17回 百科事典を使いこなそう * 第18回 書誌はすごい道具 * 第19回 書誌を使ってみよう * 第20回 件名を使いこなそう * 第21回 上位概念を考えよう * 第22回 リサーチ・ナビを活用しよう * 第23回 青空文庫に浸ろう * 第24回 デジコレにもぐろう *本書は「基礎英語レベル1」の連載「中学生からの本となかよくなる方法」を加筆修正したものです。 多様な読書の方法 私たちはいろいろなことを学校を通して学ぶわけですが、多くの場合、 * 具体的なレベルでの「方法」は学ばない * 提示された方法があるなら、それ以外は認められない という二つの傾向を持ちます。そして、その出会いがミスマッチなら、その後の人生にも影響を与えます。 たとえば、学校の「音楽の授業」が合わなくても、音楽的活動は好きかもしれません。でも、音楽の授業が嫌いだったから、自分は音楽が嫌いなんだ、と思ってしまうかもしれません。悲しいすれ違いです。 私の経験から言って、体育や美術の授業がそうでした。ぜんぜんそれらの活動が好きになれないまま卒業し、大人になってから出会い直して好きになりました。 読書感想文もそうです。今では、誰にも頼まれずに書評記事などを書いていますが、夏休みの読書感想文がいやいやで仕方ありませんでした。私の人格が変容したのではありません。私と対象の間に介在する「方法」が変わったのです。 たぶん、本を読むこともそうでしょう。もっと言えば、何かを学ぶことも同じなはずです。 提示されたやり方があって、それでうまくいかなくても、対象を拒絶する必要はありません。間にある「方法」を変えれば、関係が変わることはよく起こります。 方法についての知識を増やすことは、対象との関係を、あるいはそのバリエーションを変えることに貢献してくれます。 本を読むことが、さまざまな知識の源であり、また自分の体験を豊かにしたり、新たな思索を呼び込む役に立つことを考えれば、まず読書の方法を増やしていくことは非常に「コスパがよい」と言えるかもしれません。 ▼以下の回も合わせてどうぞ This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
1年ぶりくらい?に、京都でブックカタリストのオフ会を開催しようと計画しています。 今回はいろいろと実験要素大目で、京都市内のレンタルスペースを借りて、リラックスした雰囲気の会にしようと計画しています。居酒屋で集まるのもいいけれど、周りを気にせず、もっと自由な雰囲気でじっくり語り合いたい。 実験要素は多めではありますが、上手くいけばよくある「オフ会」とはまた違った楽しさが満喫できる回になるのではないかと思っています。 まだ未確定な部分はありますが、以下のような形式での開催を考えています。 今回のオフ会の特徴(草案) * 自由な持ち寄りスタイル! * 食べ物や飲み物は、基本的に各自で好きなものをご用意ください。アルコールOKで飲食可能な場所を借りる予定です。冷蔵庫があるところを探しますので、自分の分を自分の欲しいだけ持ってくる、が基本スタイルです。 * 「好き」を語れる時間を設けます * せっかくの機会なので、希望する方には5分程度の「ライトニングトーク」の時間も設けたいと考えています。最近読んだ本の話、ハマっている趣味の話、Obsidianの活用法など、テーマは何でもOK!もちろん、聞くだけの参加も大歓迎です。 * (誰かがパッドを持って来いとコメントしてくれれば、ごりゅごはパッドを持ってパッドをアピールしにいきます) * 参加費はリーズナブルに * 場所代として、一人1,000〜2,000円程度の参加費を予定しています。 開催概要 * 日時: 2025年8月23日(土) 時間は午後17時ごろから2〜3時間を予定(参加者に別途連絡します) * 場所: 京都市内のレンタルスペース(詳細は参加者に別途連絡します) * 会費: 1,000〜2,000円程度(レンタルスペース代の割り勘) * 持ち物: * ご自身の分の飲み物・食べ物 * ゴミ袋(※会場の都合上、ゴミは各自でお持ち帰りいただく形になる可能性が高いです。ご協力をお願いします!) * 開催条件: * ごりゅご、倉下を含め、合計4名以上の希望者が集まった場合に開催します。 参加申し込み 参加をご希望の方は、以下のURLからお申し込みください。 こういう話がしたい、こんなことをやってみたい、といったご希望があれば、フォームに自由にご記入ください。可能な限り配慮いたします。 https://forms.gle/H4UphhA3DETpfjBQ9 皆さんとお会いできることを、心から楽しみにしています! This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
面白かった本について語るPodcast、ブックカタリスト。 今回は芥川賞について語りました。 普段エンタメ小説ばかり読んできたごりゅごが、あえて芥川賞作品を読み始めたきっかけや、直木賞との違い、そして芥川賞作品から見えてくる現代社会の「モヤモヤ」について語り合いました。 これまで『物語がない』と敬遠していた芥川賞作品ですが、『センスの哲学』を読んで以来、その見方が大きく変わりました。特に、社会の『モヤモヤ』を鮮やかに言語化してくれる作品や、時に『邪悪』とも言える人間の本質を描き出す作品に、新たな面白さを見出しています。短い作品が多いので、これまで純文学に触れてこなかった方にも、ぜひ手に取っていただきたいですね。 それにしても、菊池寛さんが提唱した『文学を食える仕事にしなければならない』という考え方、今聞いてもすごくないですか? この賞が、現代の『モヤモヤ』を映し出す鏡になっているのはもちろん、僕みたいな読書初心者にとっては、新しい本との出会いの『登竜門』としても機能しているんだなって、改めて感じましたね。 今回出てきた本はこちらで紹介しています。 BC118 補足ページ - ごりゅご.com 📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish ちなみに、今回は実験として、GEMINI CLIに文字起こしを読ませて、過去の分を参照しながら、どんな感じになるか書いてみて、って感じで ↑の文章を作ってもらいました。 文体指示とかしてなくて、これはまあだいぶ嘘臭いですね。おれはこんな風に文章は書かねえ。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…

1 BC117『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか』 1:12:50
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今回は、 『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか 「先延ばし」と「前倒し」の心理学 (光文社新書 1355)』 を紹介しました。 キャッチーなタイトルですが、心理学的知見だけでなくタスク管理(タスクマネジメント)の基礎も学べるとてもよい本です。 書誌情報 * 出版社:光文社 * レーベル:光文社新書 * 出版日:2025/4/16 * 著者 * 安達未来(ADACHI Miki) * > 1986年生まれ。2009年、広島大学総合科学部卒業。2014年、広島大学大学院総合科学研究科博士課程後期修了。博士(学術)。専門は社会心理学、教育心理学。大手前大学助教、講師等を経て、2021年より大阪電気通信大学准教授。セルフコントロールや学習支援を中心に、理論的・実践的な研究を行う。著書に『生徒指導・進路指導 (よくわかる!教職エクササイズ4)』(共編著、ミネルヴァ書房)がある。近年ではタスクマネジメントを視野に入れたセルフコントロールの研究も積極的に行っている。 * 目次 * 序章:タスクマネジメントとは何か * 1章:先延ばしとセルフコントロール * 2章:先延ばしは本当に悪いのか? * 3章:前倒し概念の誕生 * 4章:前倒しとセルフコントロール * 5章:先延ばしと前倒しのルーツ * 終章:ちょうどいい先延ばしと前倒しのみつけ方 「知らなかったのか…? タスクからは逃げられない…」 「タスク」と呼ぶといかにも仰々しいですが、私たちの日常が「やること」で溢れていることは間違いないでしょう。仕事、家政、趣味、地域、公共……。そうしたもろもろの「やること」をひとまず「タスク」と呼べば、私たちはタスクに取り囲まれていると言えます。 多くの場合、私たちはそれらのタスクをただ実行するのではなく、何かしらの段取りを考え、うまくいくように采配しています。そのような手つきの全体を本書では「タスクマネジメント」と呼んでいます。ノウハウ書界隈では「タスク管理」と呼ばれているものに重なるでしょう。 一般的にそうしたタスク管理では、「タスク」をどう処理するかや時間設定をどうするか、という話に注力します。たしかに大切な要素です。しかし、それだけで片づくならばこんなにたくさんのタスク管理ノウハウは生まれていないでしょう。 タスクの実行や達成にあたって重要なのは、当人の認知や感情です。私たちは命令されたら実行するロボットではありません。認知や感情や経験といったものを持つ人間なのです。 何かしらのタスクをついつい先送りしてしまう。別にさぼろうと思っているのではない。やるべきだとは強く感じている。でも、手が付けられない。そのような先送りは「先延ばし」と言え、タスク管理を仕損じる原因になってしまいます。 だから「先延ばし」についてはさまざまな対策が施されていたわけですが、心理的な要因に注目するならば、その逆である「前倒し」も手放しで称賛できるものでないことがわかります。 単純な効率性や生産性ではなく、ある「適切さ」のもとで物事を進めていけるようになること。本書はその助けになると思います。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
面白かった本について語るPoadcast、ブックカタリスト。 今回は『体内時計の科学』について語りました。 ごりゅごの中で半ばシリーズ化している「健康・ダイエットシリーズ」の最新作です。 今回出てきた本はこちらで紹介しています。 📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
今回は 『心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方』 を取り上げながら、ストア派(ストア哲学)について語りました。 書誌情報: * 著者:ブリジッド・ディレイニー * 英国『ガーディアン』紙ジャーナリスト。毎週執筆している人気コラム「ブリジッド・ディレイニーの日記」は、オーストラリア、アメリカ、イギリスで広く読まれている。『Wellmania』はイギリス、カナダ、アメリカ、フランスでも出版され、ネットフリックス社でドラマ化された。 * 原題:『Reasons Not to Worry:How to Be Stoic in Chaotic Times―A Practical Guide to Stoicism for Self-Improvement and Personal Growth』 * 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン(2024/08/23発売) * 目次: * 第1部 ストア哲学のエッセンス * 第2部 人生とその不条理について * 第3部 耐え忍ばなくてはいけないとき ストア派の流れ ChatGTPにまとめてもらいました。 ソクラテス(紀元前470年頃 – 紀元前399年)の弟子アンティステネス(紀元前446年頃 - 紀元前366年頃)を始祖とするキュニコス学派の思想から発展した。 ゼノンの弟子のうち最も影響力があったのはクリュシッポス( 紀元前280年頃 - 紀元前207年頃)。 こうやって図にしておくと把握しやすいですね。語り+図の両面作戦が有効です。 倉下とストア派 さて、ストア派の話については本編を聴いていただくとして、ちょこっとだけ自分の話を。 20代のはじめに、セネカの本を読んだ記憶があります。知的な岩波文庫の本でありながら、薄くて読みやすそうだったからという軽率な理由からです。とは言え、文章自体も難しいものではなく、むしろ多感な(そして生きづらさを感じている)年齢において自分が欲していたものが書かれていた感覚がありました。その後の人生においても、そこに表されていた考えを一つの方針(セルフ・ポリシー)にしてきたような気がします。 自分が注力できることに注力し、コントロールできないものは「そういうものだ。しゃーない」と割り切る。 そういうことができるようになると、他人の言動や立ち振る舞いにいらいらすることが劇的に減ります。たぶん、そういうマインドセットの習得がなければ、コンビニの店長をやりきることなど不可能だったでしょう。それは一つの生存戦略だったのだと思います。 その代償というか反動として、ちょっとしたことでテンションが上がることはなくなりました。「年齢のわりに落ち着いていますね」と言われたことがたびたびあります。心が凪いでいるわけです。世界に対して「ふ〜ん」というまなざしを向けている感じ。 今から考えれば、これはストア派の教えを越えていたのだと思います。過度に自分の心の平静を求め過ぎていた(ほどほどにせよ、というのもストア派の教えです)。 何事も、よいことばかりではないわけです。 結果的に、今の自分はある程度バランスが取れているとは思いますが、そうなったのは間違いなく一緒に暮らしている連れ合いのおかげです。自分ひとりではきっとずっと変わらなかった(むしろ悪化させていた)と思います。 本書でも著者はアンドリューという人と議論しながら実践していたという話がたびたび出てきますが、できるならこういうのは話し合えるもう一人の人がいた方がよいと思います。 その他の本いろいろ * 『生の短さについて 他二篇 (岩波文庫) 』 * 『人生の短さについて 他2篇 (光文社古典新訳文庫)』 * 『怒りについて 他2篇 (岩波文庫)』 * 『エピクテトス 人生談義 上 (岩波文庫) 』 * 『エピクテトス 人生談義 下 (岩波文庫)』 * 『マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫) 』 * 『ギリシア・ローマ ストア派の哲人たち セネカ、エピクテトス、マルクス・アウレリウス』 * 『哲人たちの人生談義 ストア哲学をよむ (岩波新書)』 * 『迷いを断つためのストア哲学』 * 『知的生きかた文庫 ストア哲学―強く、しなやかに生きる知恵』 * 『STOIC 人生の教科書ストイシズム』 * 『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。: 古代ローマの大賢人の教え』 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
面白かった本について語るPoadcast、ブックカタリスト。 今回は『イスラームからお金を考える』について語りました。 我々ととても縁遠いと思ってるイスラームですが、大きな意味で「東洋的」に思えることも多く、本編でも出てきた「おかげさま」「お天道さまが見てる」とかっていう感覚は、非常に近しいものがありそうです。 そしてやっぱり、ちくまプリマーが素晴らしいんですよ。 今まで自分が読んだちくまプリマー新書の本は、本当に全部「アタリ」 難しくないのに、知らないことがいっぱいで、しかも長くないから読みやすい。 「大人の学び」の第一歩は、目に付く限りのちくまプリマーを読むことなんじゃないか、くらいのことを思ったりもしています。 ちくまプリマー新書 | 筑摩書房 今回出てきた本はこちらで紹介しています。 📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…

1 BC113『読書効果の科学: 読書の“穏やかな”力を活かす3原則』 1:22:25
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今回は 『読書効果の科学: 読書の“穏やかな”力を活かす3原則』 を倉下が紹介しました。 タイトル通り、非常に「 穏やか 」な効果がじっくりと語られます。「科学的知見」を謳いながらえらく強めにその効果を主張するようなノウハウ本にうんざりしている方は、とても落ち着いて読める内容だと思います。 また、本編でも触れていますが、読書効果に関する知見を「インプット」するためだけでなく、科学的な研究結果やそのデータをどう「読み取れば」いいのかを、かなり丁寧に教えてくれている一冊でもあります。 個人的にはそうした読み取り方を少しでも学んでおけば、それ以降、書籍やWeb記事の「科学的」なデータへのまなざしがかなり変わってくると思います。 それこそ、そうした違いは「穏やか」なものでしょうが、5年、10年という単位で考えればかなり大きな差になってくるのではないかと予想します。 書誌情報 * 著者: * 猪原 敬介 / Keisuke Inohara * 出版社: * 京都大学学術出版会 * 出版日: * 2024/10/15 * 目次: * はじめに──読書は社会にとって必要か? * 第Ⅰ部 読書の力を正しく知るために * 第1章 読書研究を見る目を養う * 第2章 誰がどれくらい読んでいるのか * 第Ⅱ部 読書効果についての科学的研究知見 * 第3章 読書は言語力を伸ばすか * 第4章 読書は人格を高めるか * 第5章 読書は心身の健康に寄与するか * 第6章 読書は学力や収入を伸ばすか * 第7章 読書の行動遺伝学 * 第8章 読書効果をうまく利用するために * おわりに──読書の“穏やかな”力を享受していくために 倉下の読書メモは以下のページからご覧いただけます。 ◇『読書効果の科学: 読書の“穏やかな”力を活かす3原則』 | 倉下忠憲の発想工房 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
本編で触れたグレゴリオ聖歌。「こんな感じ」というイメージが伝われば幸いです。 グレゴリオ聖歌のミサ | 1 時間の神聖な聖歌隊の音楽と賛美歌 - YouTube 面白かった本について語るPoadcast、ブックカタリスト。 今回は、『脳と音楽』の後半を語りました。そして、今回は最終的な結論として一番「人文学」っぽい観点で話を締めることが出来たんじゃないかな、と思ってます。 音楽、という言葉一つにしても、前回話したような人体の構造に関する話もあるし、音色の話(フーリエ変換)なんかはかなり数学っぽい話。 今回話したようなことは、いわゆる「音楽理論」でもあるし、西洋の音楽の「歴史」でもある。 そして終盤は、音楽とはなにかという哲学的な観点も入ってくる話。 こうやって音楽一つの話にしても、様々な観点で語れる、ということこそが音楽の面白さだし、もっと広い意味で「学ぶ」ということの面白さなんではないかな、ということを思います。 今回出てきた本はこちらで紹介しています。 📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
今回は、 えむおー さんをゲストにお迎えして、宇野常寛さんの 『庭の話』 をご紹介いただきました。 タイトルだけではなかなか伝わってこない、本書の魅力についてたくさんお話いただきました。 書誌情報 * 出版社 * 講談社 * 出版日 * 2024/12/11 * 著者 * 宇野常寛 * 目次 * #1 プラットフォームから「庭」へ * #2 「動いている庭」と多自然ガーデニング * #3 「庭」の条件 * #4 「ムジナの庭」と事物のコレクティフ * #5 ケアから民藝へ、民藝からパターン・ランゲージへ * #6 「浪費」から「制作」へ * #7 すでに回復されている「中動態の世界」 * #8 「家」から「庭」へ * #9 孤独について * #10 コモンズから(プラットフォームではなく)「庭」へ * #11 戦争と一人の女、疫病と一人の男 * #12 弱い自立 * #13 消費から制作へ * #14 「庭の条件」から「人間の条件」へ 倉下の感想 帯に「庭」と「制作」の文字があったので、「庭をつくる」という話かなと勝手な先入観を抱いていたのですが、どうやら違ったようです。 まず「庭」について徹底的に考え、「庭」の限界性すらも考えた上で、「制作」へと至る。そのような議論のダイナミズムがある本なのだと理解しました。 倉下自身も、昨今のインターネットの(わりと悲惨な)状況と、自分の手で何かを「つくる」ことの意義を重ねて考えていたので、本書はぜひとも読んでみたいと思います(すでに買ってあります)。 なんにせよ、現代では「どう生きるのか」という絶対的な指針が喪失しつつあるわけですが、本書はそれを考える重要な一冊になりそうです。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
今回は、倉下が 『エスノグラフィ入門』 を紹介しました。 倉下のこれからの本の書きかたについて、消しきれぬインパクトがあった一冊です。 目次 はじめに第1章 エスノグラフィを体感する第2章 フィールドに学ぶ第3章 生活を書く第4章 時間に参与する第5章 対比的に読む第6章 事例を通して説明するおわりに――次の一歩へ 本編で読み上げるのを断念した「最終的な説明」は以下です。 エスノグラフィは、経験科学の中でもフィールド科学に収まるものであり、なかでも[* ①不可量のもの]に注目し記述するアプローチである。不可量のものの記述とは、具体的には[* ②生活を書くことに]よって進められる。そして生活を書くために調査者は、フィールドで流れている[* ③時間に参与する]ことが必要になる。こうしておこなわれたフィールド調査は、関連文献を[* ④対比的に読むこと]で着眼点が定まっていく。そうしてできあがった[* ⑤事例の記述を通して]、特定の主題(「貧困」「身体」など)についての洗練された説明へと結実させる。 これが具体的にどういうことなのかを一つひとつの章を通り抜ける中で確認していく形式になっています。 収録時に倉下が見ていた読書メモは以下のページで確認できます。 ◇ブックカタリストBC110用メモ | 倉下忠憲の発想工房 エスノグラフィとは エスノグラフィとはそのまま訳せば「民族誌」で、人類学で発展してきた手法が社会学でも使われるようになっているようです。 倉下が一番注目したのはその手法が「生活を書くこと」に主眼を置いている点。"革命的"なものって派手で注目されやすいのですが、それでも私たちの人生の大半を構成しているのは間違いなく生活です。「地に足のついた」という表現で意識されるのも、生活(感覚)との接続でしょう。 人びとの生活のディティールを描くこと。それはごりゅさんがおっしゃられたように小説(文学)との営みとも重なってきます。そこには、人の「生」を考える上で決して捨象してはいけないものが含まれているといっても過言ではありません。 倉下はいわゆるライフハックな話題が大好きですが、結局それも「人生」=「生活」がその基盤にあるからです。日々の生活から考えること。日々の生活を判断の基準にすること。派手なものに目を奪われやすいからこそ、むしろそうしたものにより注意深く視線を向ける必要があるのではないかと考えます。 自分の仕事にひきつけて もう一点、自分の仕事に引きつけて考えたときに、「大きな方法」に注目するのではなく、むしろ日常にあるさまざまな小さな方法とそのディティールに注目する方が、実は「役に立つ」のではないかと考えることができるようになりました。 ときどき思うのです。大上段で理論を打ち立てるノウハウが、その語りの中で自分の方法以外をすべて「役立たず」だと切り捨てているのって何か変ではないかな、と。純化された理論に説得力を持たせるためには必要な修辞なのでしょうが、実践は(つまり日常は)さまざまに雑多なもので満たされています。そうした場面において、純粋な理論は参考にはなっても、そのままの形で適用できるものではありません。 だからこそ、むしろディティールの語りからはじめ、そのディティールを通して何かしらの理論にアクセスすること。その順番が大切ではないかと思います。なぜなら、そのようにすれば一つの理論に回収できないものが雑多な形で残ってくれるからです。 昨今のノウハウ書のあまりにもthinな感じは、整合的に整えようとしすぎたあまりに、実践の中にある雑多さを悉くそぎ落としてしまった結果ではないか、なんてことを考えています。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
面白かった本について語るPoadcast、ブックカタリスト。 今回は、『脳と音楽』について語りました。なんだかんだ、音楽シリーズはこれで3回目くらいになるでしょうか? BC076 『音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか (ブルーバックス)』 - by goryugo BC087 『音楽の人類史:発展と伝播の8億年の物語』 - by goryugo - ブックカタリスト そもそも世間一般で「音楽の本」なんてジャンルの比率がけっして多くないことを考えれば、圧倒的に偏ってます。 でもまあ、ブックカタリストは「面白かった本」を語る場です。 ごりゅごの好みが音楽に偏っていれば、そういう本を面白いと感じるのは当然。それこそが「らしさ」だと思います。 で、そういうことを踏まえての今回の本ですが、とにかく興味深かったのが「音」の研究は「心理学」であるという観点でしょうか。 今回の話に限って言えば、離した内容の大半は人体の仕組みに関する話ですが、次回話そうと思ってる「音」の話って、その音に対して人間がどう感じるか、というもの。 これ、やっぱり確かに心理学です。 そして、今回学んだ内容は、どストレートではないんだけど、自分の音楽能力アップ、というのに確実に役に立ってくれています。 たとえば今回の話とかだと「高い音は、確かにわざと半音でぶつけること、するよな」とか。こういうのが、音楽の知識ではなくて「脳科学の知識」という観点からも理解ができる。 大抵の音楽やってる人とか、たぶんこういうことには興味がないと思うんだけど、自分的にはこの科学や人文学の知識と、音楽的な知識の両方が繋がるということが、とても楽しい。 今年一番最初に読み終えた本なんですが、いきなりこれは「今年一番面白かった本」になるかもしれない。そんなことも感じています。 今回出てきた本はこちらで紹介しています。 📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…

1 BC108『「学び」がわからなくなったときに読む本』 1:11:46
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今回は 『「学び」がわからなくなったときに読む本』 を取り上げました。 7つの対談が収められたすべての章が面白いので、今回は各章から話題をピックアップし、ごりゅごさんと話し合いながら進めるといういつもと違った形を採用しております。 おそらくこのポッドキャストを好きな方ならば、「学び」がたくさんある本だと思います。 あらためて「学び」について というような感じで、私たちは日常的に「学び」という言葉を使っています。上記のように「学びがある」という形が多いでしょうか。 その言葉のニュアンスを探るなら、「有益な知見が得られた。示唆に富む内容だった」あたりでしょうか。素晴らしい体験です。 でも、おそらくそのままでは知識が増えただけです。ネットワーク的に言えば、どこかのノードに子どものノードが一つか二つ増えただけ。ネットワーク全体の組み換えなどは起きていないでしょう。 言い換えれば、すでに自分が所有している文脈に引きつけて情報を理解した、ということです。 それ自体はまったく問題ありません。問題は、そこからどうするのか、です。 * 関連する情報も探りまくる * 似たような問題を考えまくる * 実際に自分でやってみまくる 何らかの心情に突き動かされて、そういうことをやってみる。時間と手間をかけてみる。他の人からみたら、「なんでそんなに熱心にやっているの?」と思われる(あるいはあきれられる)ことをやってみる。 そうすると、単に知識がインクリメントされるのとは違った経験がやってきます。考え方や物の見方そのものが変質してくるのです。『勉強の哲学』は、その一次的な変化を「キモくなる」と呼びました。実際そのとおりなのです。 知識が増えただけなら蘊蓄を披露する回数が増えるだけですが、考え方や物の見方が変わったら、それまでうまく調和していた場(≒人のネットワーク)から外れることになります。 こういう風に記述すると、ちょっと怖さを感じてしまうかもしれません。それは自然な反応でしょう。やすやすとできることではない。それが自然にできるレアな人もいるでしょうが、自分が属する場からはじかれてしまうことに深いレベルで恐怖を感じることは多いかと思います。 だからこそ「場」が大切なのだ、と私は思います。 「最近、こういうことをに興味を持っているんです」 「へぇ〜、面白いですね」 という何気ないやりとりが行われる場は、「キモくなる怖さ」を緩和してくれるように思います。 もちろんその場はスペシフィックな、あるいなアドホックな場であることが望ましいです。言い換えれば、その場がその人の人生そのものにはならないこと。一時的・限定的にそこにいくけども、そこから帰っていく別の場もある。生活の場。そのような往還が、二次的な変化を呼び込みます。 そのような往還を繰り返す中で、自分自身を変えながら、同時により自分自身であり続けること。つまり、 訂正可能性 (BC106参照)が示す開きと綴じの可能性がそこにあるわけです。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe…
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